■業績動向



1. 2023年12月期第2四半期の業績概要

ホットリンク<3680>の2023年12月期第2四半期の連結業績は、売上高2,225百万円(前期比34.3%減)、営業利益89百万円(同26.0%増)、税引前利益は192百万円(前年同期は90百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は148百万円(前年同期は60百万円の損失)となった。既存事業の深化と新たな事業機会の探索による「両利きの経営」を通じて各事業が堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。なお前期にクロスバウンド事業を売却したため、2023年12月期より「SNSマーケティング支援事業」「DaaS事業」「Web3関連事業」の3事業となった。



SNSマーケティング支援事業では、X(旧Twitter)の仕様変更に伴い、一部業績の伸び悩み等の影響があったものの、新たに譲受したSNS広告及びメディア事業を業績に取り込み増収となった。DaaS事業では、引き続き企業のSNSデータに対する需要は底堅く、売上高・営業利益ともに計画を上回る着地となった。Web3関連事業では、第2四半期期間において新たに2社へ投資を実行した。業界動向を注視しながら、引き続き投資先を検討していく。全体の動きとしては、SNSマーケティング市場における環境変化が激しいなかで、機動的なプロダクトポートフォリオの見直しを進めている。中核のSNS事業及び中長期的な成長分野と位置付けるWeb3関連事業への投資に加え、今後は事業シナジーの創出に取り組む方針だ。



販管費は642百万円(前年同期比26.8%減)、販管費率は前年同期の25.9%から28.9%へと増加した。業務プロセスの自動化やリファラル採用による採用コスト削減など、販管費コントロールを徹底している。マーケティング支援事業では、引き続き市場の状況を注視しつつ必要な人材を採用していく。DaaS事業では、採用・システム投資に係る費用のコントロールを継続していく。社内の広告運用のウォッチやレポーティングを自動化することで、1人当たりの広告案件量が増加傾向にあり、収益性が向上していると弊社では考える。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)