シンシア<7782>は13日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.7%増の44.57億円、営業利益が同81.2%増の2.81億円、経常利益が同71.4%増の3.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同86.0%増の2.39億円と大幅増益を達成した。



中核のコンタクトレンズ事業は、拡大する市場需要を取り込むべく、販促、営業活動を強化したほか、新セグメントのコンサルティング事業についても着実に業績に貢献した。営業外損益としてデリバティブ評価益0.97億円などを計上した。



コンタクトレンズ事業においては、 ブランド商品の売上高で、クリアレンズは、主力商品であるシリコーンハイドロゲル素材コンタクトレンズ「シンシア1DAYS」が前年同期比11.5%増の9.88億円、ドラッグストア専売コンタクトレ ンズである「アイウェル」シリーズは2WEEKアイウェルの取扱店舗数の伸長により、同21.1%増の1.96億円と順調に拡大し、同19.2%増の23.01億円となった。カラーレンズは、市場需要の順調な回復により、「シンシア 1DAYSクレシェ」が同61.1%増の2.05億円と大幅に増加したことに加えて、2023年2月に「シンシア 2WEEKSクレシェ」を発売したことにより同17.1%増の4.86億円となった。一方、プライベートブランド商品の売上高につきましては、クリアレンズは、同22.6%減の10.62億円と減少するものの、カラーレンズは、同社ブランド同様にカラーコンタクトレンズの市場需要の高まりから、同22.0%増の5.63億円となった。その結果、コンタクトレンズ事業の売上高は同5.6%増の44.13億円となった。セグメント利益は、積極的な広告宣伝及び販売促進活動を実施したことに加え荷造運賃などの変動費が増加したものの、シリコーンハイドロゲル素材など高付加価値商品の売上が伸長したことにより同39.7%増の4.19億円となった。



新規事業であるコンサルティング事業においては、今後、大きな成長が見込まれる自由診療クリニックのコンサルティング事業に進出することを目的に、株式会社フォー・アイズよりクリニック運営に関するコンサルティング事業を譲り受け2022年12月より事業を開始している。自由診療クリニックとのコンサルティング契約に基づき売上高は 0.45億円、セグメント利益は0.12億円となった。



2023年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.6%増の58.98億円、営業利益が同101.4%増の3.03億円、経常利益が同162.8%増の2.96億円、当期純利益が同211.5%増の2.05億円と当3Q時点で経常利益以下の実績が超過したものの、上述のデリバティブ評価益を加味し、期初予想を据え置いている。