シナネンホールディングス<8132>は13日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.1%増の1,412.13億円、営業損失が21.50億円(前年同期は8.20億円の損失)、経常損失が17.65億円(同4.25億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が20.74億円(同8.52億円の利益)となった。



エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)の売上高は前年同期比9.0%減の276.66億円、営業損失は6.88億円(前年同期は8.36億円の損失)となった。主力の「LPガス・灯油販売」において、平均気温が平年と比較して高くなったことで販売数量が低調に推移し、減収となった。利益面は、電力事業の売上総利益の悪化があった一方、主力のLPガス販売において前連結会計年度行った価格改定の寄与を中心に、赤字幅が縮小した。



エネルギーソリューション事業(BtoB事業)の売上高は前年同期比3.4%増の1,033.17億円、営業損失は17.90億円(前年同期は1.69億円の損失)となった。電力事業で市場連動型プランにおける新たな大口顧客の獲得などにより、増収となった。一方、利益面は、前期好調だった石油事業の売上総利益が平年並みの水準に落ち着いたことに加え、電力事業の売上総利益が大幅に悪化し、赤字幅が拡大した。電力事業においては、仕入価格の高騰を見据えて相対電源の確保を行ってきたが、想定に反して今期の卸電力市場価格が低位で推移し、調達電源価格が割高となっていた。このような状況の中、顧客の離脱などにより調達した電源に余剰が発生し、その余剰電源について、卸電力市場価格の影響を受けた「逆ザヤ」での売却を余儀なくされた。また、夏場の需要が想定以上に減少したことにより発生した余剰電力についても、「逆ザヤ」での売却を余儀なくされ、売上総利益が悪化した。



非エネルギー事業の売上高は前年同期比8.7%増の101.15億円、営業利益は同48.2%増の5.07億円となった。自転車事業が、前連結会計年度後半より実施した価格改定の寄与に加えて、新規法人開拓の推進や大手法人向けコンテナ販売が好調で、増収増益となり、収益に大きく貢献した。なお、同社が第三次中計で注力するシェアサイクル事業については、2023年9月末現在、ステーション数3,300カ所超、設置自転車数11,000台を超える規模まで拡大し、増収増益となった。また、建物維持管理事業を手掛けるグループ4社は、2023年10月より、シナネンアクシア社として統合し、総合建物メンテナンス会社として、新たなスタートを切ったが、当第2四半期連結累計期間は、集合住宅の建物メンテナンス業務のエリア拡大に加え、斎場・病院など施設運営業務が好調に推移し増収となった一方、統合に伴う販管費の増加などが影響し、減益となった。



2024年3月期通期の業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比11.0%増(前回予想比5.6%増)の3,800.00億円、営業損失が8.00億円(前回予想比28.00億円減)、経常損失が2.00億円(同25.00億円減)、当期純損失が7.00億円(同20.00億円減)としている。