ファンペップ<4881>は14日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)決算を発表した。売上高が0.00億円、営業損失が8.05億円、経常損失が7.52億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が7.46億円となった。同社は、2023年12月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2022年12月期第3四半期の数値及び対前年同四半期増減率、2023年12月期第3四半期の対前年同四半期増減率については記載されていない。



抗体誘導ペプチドプロジェクトについて、抗体誘導ペプチド「FPP003」は住友ファーマ<4506>との間でオプション契約を締結し北米での全疾患に対する独占的開発・商業化権の取得に関するオプション権を保有している。オーストラリアで得た臨床試験データは米欧等での承認申請に使用可能であり、次相以降は米国等での臨床試験を想定している。抗体誘導ペプチド「FPP004X」は前臨床試験が2023年6月から開始された。なお、2023年8月にメディパルホールディングス<7459>から、抗体誘導ペプチドの研究開発支援に関する提携契約に基づく有望な開発品として、利益分配等の対象開発品に選定された。抗体誘導ペプチド「FPP005」は開発品プロファイルのさらなる向上を目指し、メドレックス<4586>との間で共同研究中のマイクロニードル技術を始めとする新規製剤技術の研究を進めている。また、住友ファーマとの間で精神神経疾患を対象とする抗体誘導ペプチドの研究契約を締結し、製薬会社とのアライアンスのもとでの探索研究にも取り組んでいる。



新型コロナペプチドワクチン「FPP006」は大阪大学大学院医学系研究科との連携のもと、抗体誘導ペプチドの技術基盤を活用し、新型コロナペプチドワクチンの研究開発を行っている。



機能性ペプチド「SR-0379」は複数のアカデミア主導の医師主導治験、更に企業治験を経て、現在、塩野義製薬<4507>グループとの共同開発により日本での開発を進めている。



医薬品以外の事業分野では、化粧品原料商社又は販社に対して機能性ペプチドを販売している。また、事業会社との間で機能性ペプチド配合製品の共同開発に取り組んでいる。



2023年12月期通期について、同社の事業収益は研究開発の進捗状況や新規提携候補先等との交渉状況等に依存しており、その不確実性を考慮すると現時点では合理的に算定することが困難であるとして、業績予想を記載していない。