■業績動向



2. 財務状況

マネジメントソリューションズ<7033>の2023年10月期の資産合計は、前期末比975百万円増加の7,032百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が334百万円増加したほか、売掛金が336百万円増加した。また、固定資産ではのれんなどの無形固定資産が104百万円減少した一方で、有形固定資産が348百万円、投資その他の資産が38百万円それぞれ増加した。



負債合計は、前期末比648百万円減少の2,730百万円となった。未払法人税などが404百万円、未払消費税などが207百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債が1,403百万円減少した。また、純資産については前期末比1,623百万円増加の4,302百万円となった。利益剰余金が1,587百万円増加したほか、資本金、資本剰余金が17百万円それぞれ増加した。



経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の42.7%から59.8%に上昇し、有利子負債比率が同79.5%から15.5%に低下するなど財務体質が大きく改善した。2022年10月期はM&A資金などを目的に長期借入を実施したことに加えて、テトラ・コミュニケーションズの有利子負債が加わったことで一時的に有利子負債が膨らんだが、期間利益の増加により創出したフリーキャッシュ1,890百万円の大半を有利子負債の返済に充当した格好だ。2024年10月期も大きな投資案件の予定はないため、財務体質はさらに良化するものと予想される。収益性についてもROEが前期の21.3%から47.7%に、売上高営業利益率が同6.1%から13.0%に上昇、営業利益率に関しては2期ぶりに過去最高水準を更新するなど、同社がここ数年積極的に取り組んできた人材投資の効果が顕在化してきたものと評価される。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)