昭栄薬品<3537>は6日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.0%減の169.54億円、営業利益が同18.8%減の3.76億円、経常利益が同14.2%減の5.07億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.5%減の3.55億円となった。



化学品事業の売上高は前年同期比12.4%減の153.86億円、セグメント利益は同19.1%減の4.31億円となった。特に中国経済の減速の影響を受け、自動車関連や繊維油剤関連の主要得意先からの受注(数量)が低調となった。また、仕入・販売価格についても、前年と比較すると下落したが、新興国化学品の販売拡大や円安による輸出原材料の拡販に注力し、利益率の下支えに努めた。



日用品事業の売上高は同10.3%減の5.74億円、セグメント利益は同8.2%減の0.67億円となった。同事業が取扱う掃除用関連商品や生活日用品(洗濯槽クリーナーや用途別脱臭剤等)の一部商品の売行きは堅調に推移したが、円安・原材料高による輸入商材の仕入価格の高騰や物価上昇に伴う買い控え等の影響を受け、全体での売行きは伸び悩み、事業環境は厳しい状況が続いた。



土木建設資材事業の売上高は同17.3%増の9.93億円、セグメント利益は0.03億円(前年同期は0.15億円の損失)となった。同事業の取扱商品とのかかわりの深い地盤改良工事、コンクリート補修補強工事が復調し、工事に使用される材料・添加剤等の販売は堅調となった。また、環境関連薬剤の販売についても、新規に受注した大型プロジェクト物件(トンネル工事)が継続し、好調に推移した。



2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比8.8%減(前回予想比7.7%減)の223.66億円、営業利益が同13.9%減(同27.6%増)の4.20億円、経常利益が同9.7%減(同26.6%増)の6.08億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.1%減(同22.5%増)の4.25億円としている。