ドラフト<5070>は13日、2023年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比29.1%増の107.02億円、営業利益が同703.3%増の8.70億円、経常利益が同868.6%増の8.48億円、親会社株主に帰属する当期純利益が5.16億円(前年同期は0.21億円の利益)となった。

同社グループが提供するデザインへのニーズは好調な推移を見せており、特にデザイン会社としての成長とともにプロジェクトの規模が大型化した。

領域別売上高では、ディスプレイデザイン・建築デザイン・その他の売上高は前期比38.5%増の54.24億円となった。オフィスデザイン・プロジェクトマネジメント・その他の売上高は同20.7%増の52.78億円となった。

2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.1%増の120.00億円、営業利益が同12.6%増の9.80億円、経常利益が同13.2%増の9.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.3%増の5.80億円を見込んでいる。



同社は同日、2024年12月期から2026年12月期までを対象期間とした中期経営計画を発表した。

前中期経営計画と同じく、収益化と価値創造を循環させるプロジェクトタイプの戦略を基本方針とする。目標とする経営指標においては、2026年12月期の売上高目標を145億円、営業利益率目標を9%、時価総額目標を150億円に定めた。

具体的な施策として、同社グループの強みであるデザイン力を最大限に活かして価値を創造するよう、山下泰樹建築デザイン研究所の積極的な活動による新しいデザインの実現とそれを起点とする事業の拡大、また、当該戦略の実行に必要不可欠な人材確保と育成による組織力の強化を推進する。

なお、本中計には「人的資本関連」について触れられており、同社グループの経営理念「ALL HAPPY BY DESIGN」を具現化するために必要な原動力は“人”として、「社員自身がHAPPYである」、「多様性が確保されている」、「経営理念に共感し、企業文化を継承できる人材を育成する」という基本方針3つをあげている。

また、「経営体制」として、2024年3月開催予定の定時株主総会及び取締役会を経て、同社グループは2人の代表取締役が連携して経営にあたることとなり、現代表取締役で創業者である山下泰樹は、引き続き代表執行役員も兼ね、デザイナー集団であるドラフトグループを統括。

追加選定される荒浪昌彦は、執行役員は兼ねず、ガバナンス及びリスク管理を担当し、執行チームをサポートしつつ会社の安定成長実現に貢献し、株主・投資家とのコミュニケーションを通じて資本市場の声を経営に反映していく。この2人の代表取締役連携のもと、取締役会の牽制・ガバナンスと執行チームによる事業推進により、さらに機動的で効果的な経営、事業運営を行い、本中期経営計画の実現を目指す。