■業績動向



3. 財務状況

(1) 連結貸借対照表

イノベーション<3970>の2023年3月期末の資産合計は前期末比25百万円増加し、3,795百万円となった。流動資産は現金及び預金が114百万円、営業投資有価証券が74百万円、未収還付法人税等が139百万円増加した一方、受取手形及び売掛金が191百万円減少したことなどにより、同69百万円増加し3,084百万円となった。固定資産は有形固定資産が建物の減価償却が進んだことなどにより2百万円減少、無形固定資産のソフトウェア償却が進んだことにより36百万円減少したことなどにより、同44百万円減少し710百万円となった。



負債合計は前期末比132百万円減少し、614百万円となった。流動負債は同134百万円減少し592百万円となった。これは主に、買掛金が27百万円、未払法人税等が138百万円、契約負債が4百万円減少したことなどによる。固定負債は同1百万円増加し22百万円となった。純資産合計は同158百万円増の3,180百万円となった。2023年3月期末の自己資本比率は83.1%と前期末の79.0%から大幅に上昇しており、高い財務健全性を維持している。



(2) 連結キャッシュ・フロー計算書

2023年3月期における営業活動によるキャッシュ・フローは113百万円の収入となった。これは主に、営業投資有価証券の増加額74百万円や法人税等の支払額334百万円などの支出要因があったものの、税金等調整前当期純利益193百万円、減価償却費61百万円、売上債権の減少191百万円などの収入要因があったことに起因するものである。投資活動によるキャッシュ・フローは191百万円の支出となった。これは主に、無形固定資産の取得よる支出108百万円、投資有価証券の取得による支出60百万円、関係会社株式の取得による支出15百万円などによる。財務活動によるキャッシュ・フローは131百万円の収入となった。これは、新株予約権の行使による株式の発行による収入199百万円、非支配株主からの払い込みによる収入15百万円などによる。この結果、2023年3月期の現金及び現金同等物の期末残高は前期末比114百万円増の2,295百万円となった。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)