20日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比81.51ポイント(0.31%)安の25843.04ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が52.32ポイント(0.50%)安の10468.48ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は667億5800万香港ドルとなっている(19日の売買代金は656億9600万香港ドル)。



戻り待ちの売りに押される展開。昨夜の米株高などを好感して小高くスタートしたものの、ハンセン指数が年初来高値に接近するなか、売り圧力が徐々に強まった。中国の金利高も逆風。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、約2年2カ月ぶりの高水準を連日で切り上げている。



ハンセン指数の構成銘柄では、中国政府系発電業者の華潤電力HD(836/HK)と米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)がそろって2.8%安、不動産投資信託の領匯房地産投資信託基金(リンク・リート:823/HK)が2.1%安、香港航空大手の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.5%安と下げが目立った。時価総額上位の本土系金融株も総じてさえない。



一方、他の個別株動向では、本土航空大手の中国東方航空(670/HK)が3.2%高と反発。親会社で中央企業(中央政府に直属する国有企業)の中国東方航空集団は近く、航空分野初の「混合所有制改革」を実施する見通しだ。インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は0.4%高と小幅ながら続伸。上場来の高値を更新した。同社に関しては、ブローカー各社が相次いで強気な投資判断を示している。



本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.14%安の3140.01ポイントで取引を終えた。MSCI指数の組み入れ期待で買われていた銘柄群の一角がさえない。不動産株や空運株、発電株、軍需関連株なども安い。



【亜州IR】