18日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比54.36ポイント(0.21%)高の26524.94ポイントと7日続伸する半面、本土企業株で構成されるH株指数は27.91ポイント(0.26%)安の10755.28ポイントと6日ぶりに反落した。売買代金は828億1900万香港ドルに縮小している(17日の売買代金は932億1800万香港ドル)。



本土株高が追い風。根強い政策期待などを追い風に、上海総合指数は引けにかけてプラスに転じた。香港の各指数も買いが優勢となっている(ハンセン指数はプラス、H株指数は下げ幅縮小)。



ハンセン指数の構成銘柄では、スマホ向け光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が16.9%高と急騰。今年6月中間期の増益率について、同社は120%を超過するとの見通しを明らかにした。スマホ向けレンズなどの出荷が拡大している。



業種別では、資源・素材セクターの上げが目立つ。過剰生産能力の整理が進んでいることを手がかりに、エン州煤業(1171/HK)が2.1%高、中国中煤能源(1898/HK)が1.5%高と上昇した。中国全体の削減量は、今年上半期に年間目標の74%を消化している。非鉄や鉄鋼、建材など過剰生産問題を抱える銘柄群も物色された。江西銅業(358/HK)が4.2%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.3%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が6.1%高、鞍鋼(347/HK)が1.5%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が2.2%高、中国建材(3323/HK)が1.4%高と値を上げている。



一方、本土系不動産セクターはさえない。恒大地産集団(3333/HK)が2.6%、広州富力地産(2777/HK)が2.3%、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が1.4%ずつ下落した。他の不動産株動向では、大連万達集団傘下で住宅やホテルなどを開発する万達酒店発展(ワンダ・ホテル・ディベロップメント:169/HK)が6.3%安。銀行当局は大手行に対し、中国民営コングロマリットの大連万達集団が計画する複数の海外M&A案件向けの融資を停止するよう求めた??と伝えられたことが嫌気された。「大連万達集団の保有するテーマパークなどの観光資産を約630億人民元(約1兆円)で買収する」と発表していた不動産デベロッパーの融創中国HD(SUNACチャイナ・ホールディングス:1918/HK)も7.3%下落した。



本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.35%高の3187.57ポイントで取引を終えた。中央企業(中央政府に直属する国有企業)傘下の銘柄群が高い。鉄鋼や非鉄など素材関連株も買われた。



【亜州IR】