19日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比147.22ポイント(0.56%)高の26672.16ポイントと8日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が105.24ポイント(0.98%)高の10860.52ポイントと反発した。ハンセン指数の上昇率は8営業日で合計5%を超え、約2年1カ月ぶりの高値水準を回復する。売買代金は909億4000万香港ドルに拡大した(18日の売買代金は828億1900万香港ドル)。



本土資金の流入が追い風。上海・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)を通じた取引では、香港株の大幅買い越しが続いている。中国政府の「供給サイド改革」も評価。中国石炭業界で過剰生産能力の整理が進んでいると報告された。本土株がプラスに転じるなか、香港の各指数は中盤から上げ幅を広げている。



業種別では、資源・素材セクターの上げが目立つ。石炭株では、中国中煤能源(1898/HK)が5.0%高、エン州煤業(1171/HK)が4.6%高、中国神華能源(1088/HK)が4.1%高とそろって続伸した。発展改革委員会の報道官は18日、「石炭生産の削減量は、今年上半期に年間目標の74%を達成した」と述べている。そのほか、非鉄や鉄鋼、建材では、江西銅業(358/HK)が2.7%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.6%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.6%高、鞍鋼(347/HK)が1.3%高、中国中材(1893/HK)が6.8%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が3.7%高と値を上げている。



スマホ関連の銘柄群も軒並み上昇。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が7.1%高と続伸(前日は16.9%高)し、上場来高値を連日で更新した。スマホ向けレンズなどの出荷が拡大している。モバイル関連の銘柄に買いが波及し、ハンセン指数採用の小型電子部品メーカー瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が0.9%高、液晶ディスプレイ・電子製品メーカーの信利国際(732/HK)が8.1%高、携帯端末部品メーカーの比亜迪電子(BYD電子:285/HK)が6.8%高と値を上げた。ITネット関連の銘柄群も物色される。インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.9%高(上場来高値更新)、オンラインゲーム中堅の網龍網絡HD(ネットドラゴン・ウェブソフト:777/HK)が6.5%高、オンラインゲーム事業やアプリケーション・ソフト開発などの金山軟件(キングソフト:3888/HK)が7.7%高と上昇した。



本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.30%高の3230.98ポイントで前場の取引を終えた。資源・素材株が急伸。時価総額上位の金融株もしっかり。ゼネコン株も急伸した。不動産株や自動車株、ITハイテク関連株、消費関連株なども買われている。



【亜州IR】