21日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比34.12ポイント(0.13%)安の26706.09ポイントと10日ぶりに反落し、本土企業株で構成されるH株指数が59.70ポイント(0.55%)安の10787.13ポイントと続落した。売買代金は851億3700万香港ドルとやや縮小したものの、依然として高水準が続いている(20日の売買代金は905億1800万香港ドル)。



保険当局による規制強化の動きが投資家のセンチメントを冷やす。中国保険監督管理委員会は保険各社に対し、身内企業への融資を原則禁止すると通達した。経営透明性の低いネット金融業者への融資や、資金調達目的のクレジット商品提供なども禁止するよう求めている。ただ、大きく売り込む動きはみられない。主要企業の決算発表が進むなか、好業績銘柄などが上昇し相場を下支えした。



業種別では、規制の厳格化を嫌気し、H株保険セクターが軒並み安。中国平安保険(2318/HK)が2.6%、中国太平洋保険集団(2601/HK)と新華人寿保険(1336/HK)がそろって1.3%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.2%、中国人民保険集団(1339/HK)が1.1%ずつ下落した。



スマホ関連株も下げが目立つ。電子部品メーカーの瑞声科技(AACテクノロジーズ:2018/HK)は11.7%安と5日ぶりに急反落。ブローカー各社の強気見通しを受け、20日まで3日連続で上場来高値を更新していた。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)は6.2%安と続落。19日までは連日で上場来高値を切り上げていた。



一方、他の個別株動向では、電力大手の電能実業(6/HK)が10.6%高と急伸。中間期の2割増益と特別配当実施が好感された。同社を傘下に置く長江基建集団(長江インフラ:1038/HK)も5.9%高と買い進まれている。



本土市場は4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%安の3237.98ポイントで取引を終えた。保険株が安い。資源・素材株、自動車株、不動産株なども売られた。半面、ITハイテク関連株はしっかり。河北省での「雄安新区」建設に関連した銘柄群も物色されている。



【亜州IR】