25日の香港市場は金融株が全体相場を支えた。本土企業株で構成されるH株指数は38.21ポイント(0.35%)安の10782.74ポイントと反落したものの、主要50銘柄で構成されるハンセン指数は前日比5.22ポイント(0.02%)高の26852.05ポイントと小幅に続伸している。売買代金は795億5900万香港ドル(24日の売買代金は791億2700万香港ドル)。



終盤に入り銀行株が買われる。ハンセン指数はプラス圏で取引を終えた。金融大手グループのHSBC(5/HK)が2.3%高、恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が0.7%高、本土大手行の中国建設銀行(939/HK)が0.3%高としっかり。HSBCは指数寄与度が大きいだけに、1銘柄で指数を64.5ポイント押し上げた。



ただ、全体としては上値が重い。中国政府による金融管理・監督の強化が警戒されている。習近平国家主席は24日、中央政治局会議で金融リスク防止の強化方針を決定した。また、資金流出や金融リスク波及への懸念から、中国当局は海外買収に積極的な企業への締め付けを強めている。地方政府系コングロマリットの海航集団(HNAグループ)に対し、国内の一部銀行が新規の融資を停止した??と報じられた。



本土系不動産セクターが軒並み売られる。万科企業(2202/HK)が2.4%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が2.2%安、首創置業(2868/HK)が1.4%安で引けた。前述した中央政治局会議では、不動産市況の高騰を阻止する方針も示されている。価格抑制策が継続するとの警戒感も強まった。



中国の自動車セクターもさえない。東風汽車集団(489/HK)が2.4%、長城汽車(2333/HK)が1.2%、華晨中国汽車HD(ブリリアンス・チャイナ:1114/HK)が1.2%ずつ下落した。



本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%安の3243.69ポイントで取引を終えた。不動産株が安い。資源・素材株なども売られた。ゼネコン株や空運株、自動車株なども下げが目立っている。



【亜州IR】