27日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数は前日比190.15ポイント(0.71%)高の27131.17ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数も26.69ポイント(0.25%)高の10858.19ポイントと続伸した。売買代金は900億7800万香港ドルに小幅ながら拡大している(26日の売買代金は862億9300万香港ドル)。



NYダウの史上最高値更新が追い風。米主要企業の四半期決算発表が佳境に入るなか、好業績を明らかにする企業が相次いだことを好感している。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、年内の追加利上げに対する警戒感が後退した。香港上場企業の決算発表が始まるなか、業績期待の買いもみられている。



ハンセン指数の構成銘柄では、香港系の不動産関連株が高い。不動産投資信託(REIT)の領匯房地産投資信託基金(リンク・リート:823/HK)が2.9%、デベロッーパーの新世界発展(17/HK)と新鴻基地産発展(16/HK)がそれぞれ2.1%、1.3%ずつ上昇した。米10年債利回りの低下を受け、金融政策が米国に追随する香港でも域内金利の下落が期待されている。また、香港域内の不動産物件に関し、本土投資家による購入が勢いづいていると伝えられたこともプラスだ。



中国の不動産セクターも軒並み上昇。中国恒大集団(3333/HK)が13.9%上昇した(前日は18.1%高と急騰)。連日で上場来高値を更新。「中間期の純利益は前年同期の約3倍に膨らむ」との業績見通しが引き続き買い材料視されている。業界全体の業績期待が強まるなか、碧桂園HD(2007/HK)が6.7%高、華潤置地(1109/HK)が4.1%高、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.6%高、広州富力地産(2777/HK)が3.1%高、中国海外発展(688/HK)が2.3%高とそろって続伸した。本土系不動産株に関しては、ブローカー各社がそろって強気スタンスを示している。



他の個別株動向では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.5%高の308.40香港ドルと反発し、上場来高値を3日ぶりに更新した。8月16日に発表する第2四半期(4〜6月)決算への期待感が高まっている。BOAメリルリンチは、同期のモバイルゲーム収入が前年同期比で73%増加し、市場コンセンサス予想(40〜50%増)を大幅に上振れると分析したばかり。



本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.06%高の3249.78ポイントで前場の取引を終えた。ITハイテク関連の銘柄が高い。バイオ医薬関連株やメディア関連株も上げが目立つ。自動車株や海運株も買われた。



【亜州IR】