3日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数は前日比76.37ポイント(0.28%)安の27531.01ポイント、本土企業株で構成されるH株指数は53.22ポイント(0.48%)安の11002.20ポイントとそろって4日ぶりに反落した。売買代金は855億4100万香港ドルに縮小している(2日の売買代金は1048億3400万香港ドル)。



本土株安が逆風。中国人民銀行(中央銀行)による資金吸収などを嫌気し、上海総合指数は続落で取引を終えた。ハンセン指数は2日までの上昇で約2年2カ月ぶりの高値水準を切り上げていただけに、利食い売りも出やすい状況だ。



ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が2.7%安と下げが目立つ。米アップルの好決算を受け、同社に部品供給する瑞声科技株は2日、4.8%高と急伸していた。インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は1.3%安。同社株は今週1日、上場来高値を更新していた。昨夜の米株市場でITハイテク株が下げたことなどが重しとなっている。



H株金融セクターもさえない。新華人寿保険(1336/HK)が3.3%安、中国人民財産保険(2328/HK)が2.7%安、招商銀行(3968/HK)が2.8%安、華泰証券(6886/HK)が1.4%安で引けた。



中国自動車セクターも一角が安い。乗用車メーカーの広州汽車集団(2238/HK)が4.4%、吉利汽車HD(175/HK)が2.3%、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が2.1%、東風汽車集団(489/HK)が1.4%、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.2%ずつ下落した。



半面、トラック関連セクターはしっかり。トラック製造の中国重汽(サイノトラック:3808/HK)が5.0%高、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(ウェイチャイ・パワー:2338/HK)が4.4%高と値を上げた。中国重汽は一時、約7年半ぶりの高値を付けている。インフラ整備事業が各地で立ち上げられるなか、大型トラックの7月販売が前年同期比で89%増を記録したことが刺激材料だ。



非鉄や鉄鋼の素材セクターも買われる。新疆新シン鉱業(3833/HK)が9.9%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.9%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が5.6%高、鞍鋼(347/HK)が2.4%高とそろって続伸した。



本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.37%安の3272.93ポイントで取引を終えた。金融株など大型優良株が下げを主導。上海50A株指数(上海市場の代表的な50銘柄で構成される)は1.3%下落した。



【亜州IR】