週明け28日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比15.13ポイント(0.05%)高の27863.29ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が53.71ポイント(0.48%)高の11342.07ポイントとそろって5日続伸した。売買代金は1174億1100万香港ドルと高水準が続いている(25日の売買代金は1152億5500万香港ドル)。



好調な企業業績が好感される流れ。これまでに公表された主要企業の中間決算では、増益や増配を決定する企業が多かった。業績が好調に推移するなか、中国経済の先行きも楽観された。ただ、終盤に入り上げ幅を縮小。ハンセン指数はマイナス圏に沈む場面もみられている。



ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が11.1%高と大幅続伸し、上場来高値を更新。25日昼に発表した中間6割増益を引き続き材料視した。決算発表を受けたブローカー各社は、相次いで強気の投資判断を示している。同じく25日昼に、利益3倍増と大幅増配を明らかにした香港金融業の東亜銀行(23/HK)も1.9%高と続伸した。中間業績が上振れた交通銀行(3328/HK)と中国人寿保険(2628/HK)もそれぞれ1.3%高、1.2%高と続伸している。



中国証券セクターも高い。中信証券(6030/HK)が5.1%、華泰証券(6886/HK)が4.8%、広発証券(1776/HK)が4.1%、海通証券(6837/HK)が3.9%、中国銀河証券(6881/HK)が3.0%ずつ上昇した。政府系の機関投資家が第2四半期に証券株を買い入れている??と伝わったことや、8月から本土株式市場が活況を呈していることが支援材料。これまでに公表された証券各社の中間業績は、予想通り小幅な増減にとどまっているが(華泰証券は5%増益、広発証券は7%増益、中信証券は6%減益など)、下期の業績に対する期待感が強まっている。なお、海通証券は29日、中国銀河証券は30日に中間決算を報告する予定だ。



半面、マカオ・カジノセクターはさえない。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が1.4%安、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が1.3%安で引けた。中国国家旅遊局が26日、台風13号の直撃で大きな被害を受けたマカオへの団体旅行を一時中止(26日〜30日)すると発表したことがネガティブ材料となっている。マカオでは23日、台風13号の直撃で大規模な停電が発生。復旧作業がやや難航している状況だ。



本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.93%高の3362.65ポイントで取引を終えた。証券株が急伸。ITハイテク関連株、ゼネコンや建機のインフラ関連株、石油や石炭のエネルギー関連株なども買われた。



【亜州IR】