13日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.28ポイント(0.04%)高の3359.75ポイントと3日続伸した(上海A株指数は0.04%高の3521.19ポイント)。約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。



地方振興や産業支援など、政策に対する期待感が持続する流れ。国務院は11日、「深センが中国の特色ある社会主義先行モデル地区を建設するための総合改革テスト実施法案(2020〜25年)」を発表し、金融・資本市場改革などを推進していく方針を打ち出した。また、今月26日には、重要会議の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が始まり、第14次5カ年計画(2021〜25年)が策定される。これまでの報道によると、第14次5カ年計画では「内部循環」による経済成長を優先し、「外部循環」によってそれを補完する「双循環」(2つの循環)戦略が主要テーマとなる見通しだ。



ただ、上値は重い。上海総合指数は足元で大幅上昇が続き、前日は9月3日以来の高値水準を回復していただけに、売り圧力も意識される状況だ。指数は安く推移する場面もみられている。取引時間中に公表された9月の貿易統計はまちまちの内容。輸入が予想以上に伸びた半面、輸出は予想を下回った。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、自動車の上げが目立つ。長城汽車(601633/SH)がストップ高、広州汽車集団(601238/SH)が4.1%高、上海汽車集団(600104/SH)が2.8%高で取引を終えた(長城汽車は上場来高値を更新)。9月の乗用車小売は前年同月比で7.3%増。新車マーケットの回復傾向が材料視された。医薬品株も高い。上海復星医薬集団(600196/SH)が6.4%、国薬集団薬業(600511SH)が2.0%ずつ上昇した。保険株、消費関連株、半導体株なども買われている。



半面、証券株は総じて安い。取引再開した国聯証券(1456/HK、601456/SH)が5.9%下落した。同業の国金証券(600109/SH)を合併する計画がとん挫。業界再編の期待が後退した。国金証券は2.8%高と買われたものの、東呉証券(601555/SH)が2.3%安、招商証券(600999/SH)が1.3%安、中信証券(600030/SH)が1.2%安と下げている。不動産株もさえない。金地集団(600383/SH)が2.3%安、保利地産(600048/SH)が1.3%安で引けた。国慶節連休中の1日当たり住宅販売が前年同月比で1割減少したと伝わる中、市場の先行きが不安視されている。そのほか銀行株、エネルギー株、公益株、運輸株も売られた。



一方、外貨建てB株相場は小幅に値上がり。上海B株指数が0.03ポイント(0.01%)高の255.77ポイント、深センB株指数が2.88ポイント(0.30%)高の957.52ポイントで終了した。



なお、香港市場は、台風警報が発令されたため、香港証券取引所の取引規定により終日取引が中止された。



亜州リサーチ(株)