18日の香港市場は値下がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比489.67ポイント(1.58%)安の30595.27ポイントと8日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が187.10ポイント(1.53%)安の12041.53ポイントと6日ぶりにそれぞれ反落した。「ニューエコノミー」関連で構成されるハンセン科技指数は、3.23%安の10591.53ポイントと6日ぶり反落。前日までは、指数算出以来の高値を連日で塗り替えていた。売買代金は2826億8100万香港ドルに拡大している(17日は2079億8900万香港ドル)。





金利高を警戒。午前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)は、翌日物が前営業日の1.9250%から2.3410%に急上昇した。中国人民銀行(中央銀行)が朝方実施した金融操作では、中期貸出制度(MLF)とリバースレポを通じ計2200億人民元の資金を供給したものの、満期到来分との差引では2600億人民元の吸収超。流動性ひっ迫の懸念も漂っている。また、ハンセン指数は昨日まで7日続伸し、足もとで約2年8カ月ぶりの高値水準を更新していたとあって売り圧力も意識された。指数は中盤から下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が5.8%安、不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント:1997/HK)が5.3%安、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.2%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が5.1%安と下げが目立った。





セクター別では、中国の銀行が安い。招商銀行(3968/HK)が3.6%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が2.7%、中国建設銀行(939/HK)が2.0%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が4.2%、中信証券(6030/HK)が3.4%ずつ下落した。





医薬品セクターも急落。上記した薬明生物技術のほか、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が9.4%安、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が9.1%安、康哲薬業HD(867/HK)が6.0%安と値を下げた。バイオ医薬品ベンチャーの康希諾生物に関しては、通期業績の赤字幅拡大見通しを発表したことが売り材料視されている。





中国の自動車セクターもさえない。長城汽車(2333/HK)が5.8%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が4.4%安、東風汽車集団(489/HK)が3.2%安、吉利汽車HD(175/HK)が2.7%安で引けた。





半面、農業関連セクターは高い。農業企業にも投資する上海大生農業金融科技(1103/HK)が70.6%、アグリビジネスの超大現代農業(682/HK)が11.8%、野菜・果樹栽培業者の中国緑色食品HD(チャイナ・グリーン・ホールディングス:904/HK)が3.5%、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(チャイナ・ブルーケミカル:3983/HK)が3.1%、肥料販売中国最大手の中化化肥HD(サイノフェルト:297/HK)が0.9%ずつ上昇した。





一方、春節(旧正月)連休明けの本土市場は4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.55%高3675.36ポイントで取引を終了した。エネルギー株が高い。資源・素材株、金融株、娯楽株、不動産株、インフラ関連株、海運株、公益株なども買われた。半面、消費関連株の一角は安い。医薬品株、ハイテク株の一角も売られた。



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