19日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.81ポイント(0.57%)高の3696.17ポイントと5日続伸した(上海A株指数は0.57%高の3874.58ポイント)。終値で約5年半ぶりの高値水準を切り上げている。





投資家のリスク選好スタンスが持続する流れ。中国では新型コロナウイルス感染拡大が沈静化し、一般向けのワクチン接種も近くスタートするようだ。報道によれば、首都の北京市では5月末までの接種完了を見込んでいるという。経済活動の正常化が期待される状況だ。短期金利の低下も買い安心感を誘う。昼前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、前日の2.341%から1.886%に急低下した。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収などを嫌気した売りが先行したものの、指数は後場に入りプラスに転じている。人民銀は朝方、リバースレポ取引により200億人民元を市中に供給したが、満期到来分との差引では800億人民元の吸収超だった。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、景気動向に敏感な素材株の上げが目立つ。岳陽林紙(600963/SH)がストップ高、江西銅業(600362/SH)が6.9%高、安徽海螺セメント(600585/SH)が5.2%高、杭州鋼鉄(600126/SH)が2.9%高で引けた。





保険株も軒並み高。中国平安保険(601318/SH)が2.2%上昇した。そのほか不動産株、運輸株、インフラ関連株、公益株、証券株、メディア・娯楽株なども買われている。





半面、酒造や自動車など消費関連株の一角はさえない。山西杏花村汾酒(600809/SH)が7.1%安、重慶ビール(600132/SH)が1.4%安、長城汽車(601633/SH)が2.0%安で取引を終えた。銀行株、医薬品株、半導体株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が2.91ポイント(1.19%)高の247.77ポイント、深センB株指数が12.34ポイント(1.09%)高の1146.01ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)