20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.33ポイント(0.07%)安の3536.79ポイントと小幅ながら3日続落した(上海A株指数は0.07%安の3706.99ポイント)。





商品市況安が売りを誘う流れ。昨夜のWTI原油先物は7.5%安と急落し、一時、5月下旬以来の安値を切り下げた。ロンドン金属市場(LME)では、アルミや銅など主要商品が軒並み下落。この日の上海商品取引所でも、非鉄や鉄筋など主要産品の先物が安く推移している。また、新型コロナウイルス変異種(デルタ株)がアジアや欧米で感染拡大しつつあり、経済回復ペースが鈍化するとの警戒感も高まった。ただ、中国の景気テコ入れ策に対する期待感は根強く、下値は限定されている。中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り15カ月連続で据え置かれた。市場では、「景気回復の腰折れを防ぐため、当局は緩和スタンスを継続する」との見方が広がっている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、非鉄や鉄鋼、エネルギーなど資源・素材の下げが目立つ。江西銅業(600362/SH)が3.3%安、中国アルミ(601600/SH)が2.6%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が3.1%安、中国神華能源(601088/SH)が1.6%安、中国石油天然気(601857/SH)が0.8%安で引けた。





金融セクターもさえない。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が2.5%安、招商銀行(600036/SH)が1.8%安、中国平安保険(601318/SH)が1.5%安と値を下げた。不動産株、公益株、海運株なども売られている。





半面、半導体株は急伸。半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)とLED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)がそろってストップ高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が4.3%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(JCET:600584/SH)が2.9%高で取引を終えた。嘉興斯達半導体株は上場来高値を更新している。医薬品株、食品飲料株、自動車株、インフラ関連株も買われた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.46ポイント(0.56%)安の259.70ポイント、深センB株指数が0.14ポイント(0.01%)安の1216.10ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)