11日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比251.85ポイント(1.01%)高の25247.99ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が137.41ポイント(1.54%)高の9048.39ポイントとそろって続伸した。売買代金は1363億4410万香港ドルとなっている(10日は1362億4950万香港ドル)。





中国不動産業を巡る不透明感がやや後退し、投資家心理が上向く流れ。デベロッパーを対象とする融資規制「三条紅線」(3本のレッドライン)について、一部の国有企業が当局に緩和を要請した——と伝わった。また、中国人民銀行(中央銀行)が10日に報告したデータにより、各銀行による個人住宅ローン残高が10月に大幅増加したと判明。これを受け、複数の証券メディアは、「不動産締め付けの動きが緩和されつつある」と報じた。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産の上げが目立つ。華潤置地(1109/HK)が5.5%高、碧桂園HD(2007/HK)が5.4%高、中国海外発展(688/HK)が5.1%高で引けた。





セクター別では、非鉄や鉄鋼、セメントの素材が高い。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.8%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.6%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.9%、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が4.0%、中国建材(3323/HK)が6.1%、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が4.5%ずつ上昇した。





中国の金融セクターもしっかり。招商銀行(3968/HK)が4.0%高、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が2.3%高、中国平安保険(2318/HK)が3.8%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.1%高と値を上げた。





太陽光発電の関連銘柄も物色される。信義儲電(シンイー・エレクトリック・ストレージ・ホールディングス:8328/HK)が9.9%高、保利協キン能源HD(GCLポリー・エナジー:3800/HK)が7.1%高、中国水発興業能源集団(旧社名・中国興業太陽能技術HD:750/HK)が4.0%高で取引を終えた。





半面、中国の発電セクターはさえない。華能国際電力(902/HK)が2.2%安、中国電力国際発展(2380/HK)が2.0%安、華電国際電力(1071/HK)が1.2%安と値を下げた。





他の個別株動向では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.2%安。昨日引け後に公表した7〜9月期決算の内容も失望された。増収率が2004年の上場以来で最低水準にとどまっている。





一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.15%高の3532.79ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。金融株、資源・素材株、消費関連株、ハイテク株、インフラ関連株、空運株、医薬品株なども買われた。半面、発電株は売られている。



亜州リサーチ(株)