29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比33.11ポイント(0.91%)安の3597.00ポイント(上海A株指数は0.91%安の3769.55ポイント)と反落した。





新規材料に乏しい中で、中国景気の鈍化懸念が改めて意識される流れ。今月に入りシンクタンクやアナリストらからは、中国経済成長の下方修正が相次いだ。また、今週31日に公表される12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)に関しては、11月からやや減速すると予測されている。新型コロナウイルス新規感染数の高止まりもマイナス。行動抑制の強化により、経済活動が縮小すると懸念された。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、消費関連の下げが目立つ。白酒最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.5%安、醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が3.7%安、家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が3.6%安、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.0%安で引けた。





ITハイテク関連株も安い。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.7%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.2%、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が1.8%、半導体デバイスの上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が1.6%ずつ下落した。発電株、エネルギー株、医薬品株、金融株、不動産株なども売られている。





半面、空運株は高い。中国国際航空(601111/SH)が4.0%、中国東方航空(600115/SH)が3.7%、中国南方航空(600029/SH)が3.2%ずつ上昇した。コロナ感染拡大で空運需要は大幅に減少している一方、一部のアナリストは、「当局は産業支援策を強める方向」と指摘している。このほか、紙パルプ株、海運株、防衛関連株も買われた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.84ポイント(0.29%)安の 283.10ポイント、深センB株指数が7.90ポイント(0.67%)安の1166.87ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)