4日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比15.09ポイント(0.06%)高の23289.84ポイントと反発する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は8.60ポイント(0.11%)安の8180.16ポイントと続落した。売買代金は1183億1270万香港ドルに拡大している(3日は699億8140万香港ドル)。





中国景況感の改善が改めて材料視される流れ。昨年末に公表された12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.3となり、市場予想(50.0)に反し、11月(50.1)から上昇している。中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ:3333/HK)を巡る懸念材料にアク抜け感がでたこともプラス。同社は海南省で進める人口島プロジェクト「海花島」に関し、中国当局から行政処分を受けた事実を認めた。同社株は4日午後に取引再開し、前営業日比1.3%高で取引を終了。一時10%高と急伸している。もっとも、上値は限定的。中国の新型コロナウイルス感染拡大状況が依然として警戒されている。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、中国不動産の上げが目立つ。中国海外発展(688/HK)が5.6%高、龍湖集団HD(960/HK)が4.6%高、華潤置地(1109/HK)が3.2%高で引けた。





中国金融セクターもしっかり。中国銀行(3988/HK)が1.8%、中国建設銀行(939/HK)と交通銀行(3328/HK)がそろって1.3%、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.8%、中国平安保険(2318/HK)が1.3%ずつ上昇した。





他の個別株動向では、電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が2.9%高。自動車販売の伸びが好感される。同社が報告した月次実績では、昨年12月の新車販売台数が前年同月比で76%増加した。うち、新エネルギー車(NEV)販売は3.3倍に拡大している。





半面、医薬品セクターは安い。康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が10.7%、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が5.0%、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が4.3%、上海復星医薬集団(2196/HK)が3.6%ずつ下落した。





発電や設備の電力セクターも急落。インドネシア政府による1月31日までの石炭海外輸出禁止などが懸念されている。華潤電力HD(836/HK)が11.7%安、華電国際電力(1071/HK)が8.1%安、東方電気(1072/HK)が7.5%安、上海電気集団(2727/HK)が2.8%安で取引を終えた。





一方、本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.20%安の3632.33ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。消費関連株、医薬品株、素材株、公益株、インフラ関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。エネルギー株、運輸株、金融株も買われた。



亜州リサーチ(株)