13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比42.17ポイント(1.17%)安の3555.26ポイント(上海A株指数は1.18%安の3725.74ポイント)と反落した。





新型コロナウイルスの感染再拡大が不安視される流れ。「ゼロコロナ」政策を進める中国では、感染対策として行動制限が強化されている。北京市に隣接する天津市は12日、重要な政治イベントである「両会」(人民代表大会、政治協商会議)の開催を延期すると発表。天津をはじめ、感染が集中した地区では操業を一時停止する工場が相次ぐ状況だ。北京冬季五輪の開催を来月に控え、コロナ対策の厳戒態勢が続いた場合、実体経済も落ち込むと危ぐされている。また、週明けにかけて重要経済統計の発表が集中することも買い手控え要因として意識された。あす14日は貿易統計、来週17日は小売売上高や鉱工業生産、GDP成長率などが公表される。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、消費関連の下げが目立つ。家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が5.1%安、白酒最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.6%安、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)が2.6%安、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.3%安で引けた。





不動産株も安い。保利地産(600048/SH)が2.8%、新城控股集団(601155/SH)と金地集団(600383/SH)がそろって2.3%ずつ下落した。運輸株、医薬品株、ハイテク株、素材株、公益株、インフラ関連株なども売られている。





半面、エネルギー株はしっかり。中国石油天然気(601857/SH)が2.8%、中国神華能源(601088/SH)が1.6%、中海油田服務(601808/SH)が1.5%ずつ上昇した。原油高が追い風。昨夜のWTI原油先物は1.7%高と続伸し、一時、昨年11月以来の高値を付けた。石油グループ大手の中国石油天然気に関しては、通期決算で純利益が5倍近くに拡大するとの見通しも支援材料となっている。そのほか銀行株の一角も買われた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.03ポイント(0.01%)安の288.05ポイント、深センB株指数が4.10ポイント(0.35%)安の1183.12ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)