18日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比105.25ポイント(0.43%)安の24112.78ポイントと3日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が14.88ポイント(0.18%)安の8449.00ポイントと4日続落した。売買代金は1123億1490万香港ドルにやや拡大している(17日は1053億4500万香港ドル)。





中国の新型コロナウイルス感染再拡大が重しとなる流れ。足もとでは、1日当たり新規感染が2020年3月以来の最多を記録した。感染が集中する地区では、都市封鎖など厳格な行動規制が実施されている。外部環境の不透明感も逆風。中東・湾岸地域の地政学リスクのほか、米金利高も嫌気された。米10年債利回りは18日(日本時間)、時間外取引で20年1月以来の水準に急伸している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。金融緩和の期待感が高まっている。今週20日に公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、多数の市場関係者は再引き下げが濃厚と指摘している。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が3.2%安、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.9%安、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.7%安と下げが目立った。





セクター別では、医薬品が安い。上記した石薬集団のほか、康希諾生物(6185/HK)が5.1%、山東新華製薬(719/HK)が4.2%、上海復星医薬集団(2196/HK)が2.1%ずつ下落した。





食品飲料セクターもさえない。中国雨潤食品集団(1068/HK)と統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)がそろって2.1%安、日清食品(ニッシン・フーズ:1475/HK)が2.0%安、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が1.2%安で取引を終えた。





半面、中国不動産セクターは高い。碧桂園HD(2007/HK)が4.9%、万科企業(2202/HK)が4.4%、龍湖集団HD(960/HK)が2.0%、中国海外発展(688/HK)が1.8%ずつ上昇した。





ゼネコンや建機などインフラ建設セクターも物色される。中国交通建設(1800/HK)が3.5%高、中国中鉄(390/HK)が2.3%高、中国龍工HD(3339/HK)が2.6%高、中聯重科(1157/HK)が1.8%高で引けた。





一方、本土は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.80%高の3569.91ポイントで取引を終了した。エネルギーや金融、酒造など大型株が相場をけん引。発電・電力設備株、ゼネコン株、不動産株、運輸株、食品飲料株、ハイテク株、素材株なども買われた。半面、医薬品株は安い。自動車株の一角やメディア関連株も売られた。



亜州リサーチ(株)