20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比3.12ポイント(0.09%)安の3555.06ポイント(上海A株指数は0.09%安の3725.56ポイント)と小幅ながら続落した。





新型コロナウイルス感染再拡大の不安がくすぶる流れ。冬季五輪開催を2月に控える首都北京市では、新規感染者数がわずかながら増加し、新規のクラスターも発生した。「ゼロコロナ」を目指す中国当局が行動抑制を強化するなか、実体経済に対する影響が懸念されている。米金融当局による大幅利上げ観測が浮上したことで、新興国からの資金流出も警戒された。最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の引き下げ発表などを好感して買いが先行したものの、指数は引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が4.1%安、半導体材料の有研新材(600206/SH)が4.0%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.2%安で引けた。





医療・医薬関連の銘柄群もさえない。山東新華医療器械(600587/SH)が4.5%、通策医療投資(600763/SH)が2.0%、河南太龍薬業(600222/SH)が2.6%、山東魯抗医薬(600789/SH)が1.9%ずつ下落した。資源・素材株、自動車株、不動産株、防衛関連株なども売られている。





半面、金融株は高い。招商銀行(600036/SH)が3.4%、興業銀行(601166/SH)が3.0%、中国平安保険(601318/SH)が3.8%、中国人寿保険(601628/SH)が2.1%ずつ上昇した。酒造・食品飲料株、公益株、運輸株の一角なども売られている。





一方、外貨建てB株相場は上海B株指数が0.02ポイント(0.01%)安の286.96ポイント、深センB株指数が0.99ポイント(0.08%)安の1179.79ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)