19日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.50ポイント(0.05%)安の3194.03ポイント(上海A株指数は0.05%安の3347.55ポイント)と小幅ながら3日続落した。

中国景気の先行き不安が重しとなる流れ。18日に発表された中国の3月経済指標を受け、主要証券ブローカーが中国の経済成長見通しを相次ぎ下方修正している。ただ、下値は限定的。景気不安がくすぶる中で、経済対策に対する期待感も高まり、指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。中国人民銀行(中央銀行)と国家外貨管理局は18日、新型コロナウイルス禍で苦戦する企業・産業の支援、経済循環の促進、輸出の発展を目標とした措置23項目を発表している。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。半導体デバイスの上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)がストップ安、半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が4.1%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が2.7%安で引けた。





消費関連株もさえない。自動車の長城汽車(601633/SH)が3.6%安、酒造の四川水井坊(600779/SH)が2.2%安、醤油メーカーの仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.0%安、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.2%安で取引を終えた。医薬品株、空運株、金融株の一角なども売られている。行長の田恵宇氏が突然辞任したことを嫌気し、招商銀行(600036/SH)が3.0%下落した。





半面、石油・石炭株は高い。中国石油天然気(601857/SH)が3.7%、中国石油化工(600028/SH)が1.6%、エン鉱能源(600188/SH)が8.3%、中国神華能源(601088/SH)が2.8%ずつ上昇した。素材株、不動産株、メディア関連株、ゼネコン・発電設備株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.26ポイント(1.12%)高の294.11ポイント、深センB株指数が2.19ポイント(0.21%)高の1062.24ポイントで終了した。



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