20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比42.98ポイント(1.35%)安の3151.05ポイント(上海A株指数は1.35%安の3302.51ポイント)と4日続落した。





中国金融政策が失望される流れ。中国人民銀行(中央銀行)が公表した4月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、市場の引き下げ予想に反し3カ月連続で据え置かれた。また、人民銀はこれに先立つ15日、大手銀行の預金準備率を0.25%引き下げると発表したが、引き下げ幅は過去最小にとどまっている。ただ、経済活動の正常化期待で、指数は下げ渋る場面もみられた。中国本土の新型コロナウイルス新規感染者数は減少しつつあり、上海市では3月末に停止していた工場が相次ぎ操業再開している。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、不動産が安い。金地集団(600383/SH)が7.8%、新城控股集団(601155/SH)が7.5%、保利地産(600048/SH)が5.2%、緑地HD(600606/SH)が5.1%ずつ下落した。





非鉄や鉄鋼、建材の素材株もさえない。中国アルミ(601600/SH)が4.6%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が4.1%安、安徽海螺セメント(600585/SH)が2.3%安と値を下げている。エネルギー株、自動車株、ハイテク株、医薬品株、公益株、金融株、インフラ関連株なども売られた。





半面、食品飲料や酒造、観光・レジャー関連の銘柄は物色される。仏山市海天調味食品(603288/SH)が3.3%高、内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.8%高、重慶ビール(600132/SH)が2.3%高、金陵飯店(601007/SH))が8.2%高、黄山旅遊発展(600054/SH))が4.2%高、中青旅(チャイナCYTSツアーズ:600138/SH)が1.7%高で取引を終えた。当局の消費刺激策に対する期待感が根強いほか、「アフターコロナ」を見据えた先回り買いも入っている。そのほか、空運株、小売株の一角も買われた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.75ポイント(1.27%)安の290.36ポイント、深センB株指数が2.49ポイント(0.23%)安の1059.75ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)