26日の香港市場は、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比65.37ポイント(0.33%)高の19934.71ポイントと6日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も62.69ポイント(0.94%)高の6747.42ポイントと反発した。売買代金は1227億9450万香港ドルにやや縮小している(25日は1348億4310万香港ドル)。





中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)は26日、穏健な金融政策で実体経済を支える方針を改めて強調し、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた中小企業を支援する方針を示した。また、人民銀は25日、外貨預金準備率を引き下げると発表。対米ドルの人民元は急上昇し、中国からの資本流出懸念もひとまず薄らいだ。





ただ、本土株安をにらみながら、指数は終盤に入り上げ幅を急縮小している。新型コロナウイルス感染対応の強化が警戒された。感染が多発した北京市朝陽区では、25日からコロナ検査が実施されている。また、北京市当局は25日夜、朝陽区のほかに、11の区でも検査を実施すると発表した(26日開始)。結果次第では、上海市と同様に事実上のロックダウン(都市封鎖)に突入する恐れもある。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.9%高と他の指数をアウトパフォームしている。個別では、個別では、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(リ・オート:2015/HK)が6.9%高、オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が6.7%高と上げが目立った。





レストランチェーンや酒造、カジノなど「アフターコロナ」関連も高い。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が6.1%、海底撈国際HD(6862/HK)が4.5%、青島ビール(168/HK)が3.6%、華潤ビールHD(291/HK)が3.1%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.2%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が1.6%ずつ上昇した。





家電やスポーツ用品ど消費セクターもしっかり。海信家電集団(921/HK)が2.5%高、創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が1.9%高、李寧(2331/HK)が2.7%高、安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が2.1%高で引けた。





半面、中国金融セクターはさえない。招商銀行(3968/HK)が4.3%、交通銀行(3328/HK)が2.0%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が4.2%、新華人寿保険(1336/HK)が3.5%、広発証券(1776/HK)が3.7%、華泰証券(6886/HK)が3.6%ずつ下落した。





一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.44%安の2886.43ポイントで取引を終了した。非鉄・鉄鋼株が安い。保険・証券株、エネルギー株、ハイテク株、自動車株、医薬品株、不動産株、公益株、運輸株、防衛関連株なども売られた。半面、酒造・食品株は高い。ゼネコン株、医薬品株、銀行株も買われた。



亜州リサーチ(株)