28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.20ポイント(0.58%)高の2975.49ポイント(上海A株指数は0.58%高の3118.40ポイント)と続伸した。





中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。新型コロナウイルス感染対策による景気冷え込みの警戒感が根強い中、当局は経済対策を相次ぎ打ち出している。国務院(内閣に相当)は27日の常務会議で、雇用の安定化に向け、より強力な政策を講じる方針を確認した。ただ、上値は限定的。再び通貨安が加速したことや、コロナ対策の行動規制が長期化するとの不安が重しだ。人民元相場に関しては、前日は元安基調が一服していたものの、28日のオフショア市場では一時、1米ドル=6.65人民元台を付け、2020年11月以来の元安水準を切り下げている。(亜州リサーチ編集部)





エネルギー株が相場をけん引。陝西煤業(601225/SH)が9.3%高、中国神華能源(601088/SH)が7.7%高、中国石油化工(600028/SH)が2.4%高で引けた。神華能源と中国石油化工は、それぞれ1-3月期の増益決算を発表。業界全体の好況が意識された。





不動産株も高い。新城控股集団(601155/SH)が6.2%、保利地産(600048/SH)が6.1%、金地集団(600383/SH)が4.8%ずつ上昇した。銀行株、酒造株、自動車株、公益株、半導体株、ゼネコン株なども買われている。





半面、小売関連の銘柄群はさえない。王府井集団(600859/SH)が6.1%安、豫園商城(600655/SH)が5.1%安、中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.3%安で取引を終えた。医薬品株、メディア関連株、素材株、保険・証券株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.77ポイント(0.98%)高の285.96ポイント、深センB株指数が3.05ポイント(0.30%)高の1015.88ポイントで終了した。



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