6日の中国本土市場のは、主要指標の上海総合指数が前日比66.20ポイント(2.16%)安の3001.56ポイント(上海A株指数は2.16%安の3145.63ポイント)と5日ぶりに反落した。





内外環境の不透明感が嫌気される流れ。中国では、新型コロナウイルス感染対策の行動抑制長期化が一段と警戒されている。国務院(内閣に相当)は5日の常務会議で、「ゼロコロナ」政策を堅持していく方針を改めて確認した。一部地域で新規感染者数の鈍化がみられるものの、外出制限などの完全な解除は程遠い。中国景気の先行きも不安視された。外部環境では、米金利高がネガティブ。積極的な米金融政策の引き締め懸念が再燃し、昨夜の米10年債利回りは騰勢を強め、一時3.10%と2018年11月以来の高い水準まで上昇した。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、不動産が安い。緑地HD(600606/SH)が7.5%、新城控股集団(601155/SH)が7.0%、保利地産(600048/SH)が6.6%、金地集団(600383/SH)が5.0%ずつ下落した。行動抑制の強化などが影響し、4月の不動産販売は激減した——などとする悲観が広かった。





消費関連株も下げが目立つ。免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が8.9%安、自動車の長城汽車(601633/SH)が3.8%安、家電の海爾智家(600690/SH)が3.6%安、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.4%安で引けた。





空運関連株も急落。中国国際航空(601111/SH)が7.9%安、上海国際機場(600009/SH)が6.0%安で取引を終えている。資源・素材株、インフラ関連株、公益株、金融株、医薬品株、半導体株なども売られた。





半面、ソフトウエアや電子部品の一角は物色される。浪潮軟件(600756/SH)と中国軟件与技術服務(600536/SH)がそろってストップ高、環旭電子(601231/SH)が4.5%高と値を上げた。販売特需が期待される。外電は6日、「中国当局は中央政府や国有企業に対し、外国ブランドのパソコン(PC)を国産の基本ソフト(OS)で動く中国産PCに置き換えるよう命じた」と報じた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.57ポイント(0.88%)安の289.29ポイント、深センB株指数が20.26ポイント(1.93%)安の1031.56ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)