週明け16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.54ポイント(0.34%)安の3073.75ポイント(上海A株指数は0.34%安の3221.49ポイント)と反落した。





中国指標の悪化が不安視される流れ。取引時間中に公表された4月の経済統計がそろって下振れするなか、中国景気の鈍化が意識された。鉱工業生産はマイナス成長に転落し、小売売上高はマイナス幅が大幅に拡大している。もっとも、下値は限定的。中国経済対策や経済活動正常化に対する期待感が高まっている。上海市の副市長は16日の記者会見で、ロックダウン(都市封鎖)を6月に解除する見込みと発表した。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、消費関連の下げが目立つ。調味料の仏山市海天調味食品(603288/SH)が3.5%安、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が2.9%安、自動車の上海汽車集団(SAIC:600104/SH)が2.5%安、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.1%安で引けた。





医薬品株も安い。上海医薬集団(601607/SH)が5.1%、薬明康徳(603259/SH)が2.1%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が1.9%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.8%ずつ下落している。ハイテク株、公益株、金融株、海運株なども売られた。





半面、不動産株は物色される。格力地産(600185/SH)がストップ高、、金地集団(600383/SH)が3.6%高、保利地産(600048/SH)が2.1%高で取引を終えた。産業支援の動きが追い風。金融当局は15日、1軒目住宅ローン金利の下限を引き下げると発表している。新築マンション販売のテコ入れを図る構えだ。そのほか、エネルギー株、空運株、メディア関連株も買われた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.35ポイント(0.12%)高の290.88ポイント、深センB株指数が3.83ポイント(0.37%)安の1040.66ポイントで終了した。



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