17日の香港市場は、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比652.31ポイント(3.27%)高の20602.52ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が250.49ポイント(3.67%)高の7076.80ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は1241億3650万香港ドルに拡大している(16日は930億1530万香港ドル)。





経済活動正常化の期待が投資家心理を上向かせる流れ。上海市では16日までに、新型コロナウイルスの市中新規感染数が3日連続でゼロを達成し(隔離者分を除く)、ロックダウン緩和開始の要件を満たした。国内の1日当たり新規感染数は、首都北京などでも縮小している。また、香港域内でも新規感染者数は落ち着いており、夜間外食規制などは予定通り19日付で緩和されることが確認された。このほか、政府関係部局が雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表していることも引き続き材料視されている。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は5.8%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30は全面高)。組み入れウエート上位の銘柄では、Eコマースの阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が7.0%高、ネットサービスの騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が5.3%高、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が6.2%高と値を上げている。JPモルガンは最新リポートで、それぞれの投資判断を「アウトパフォーム」に格上げし、目標株価も上方修正した。同社アナリストによれば、「中国規制当局の対応がネット企業の不確実性を緩和させた」という。





中国自動車セクターも高い。長城汽車(2333/HK)が11.7%、蔚来汽車(ニーオ:9866/HK)が10.7%、吉利汽車HD(175/HK)が8.8%、比亜迪(BYD:1211/HK)が6.9%ずつ上昇した。





半導体セクターもしっかり。上海復旦微電子集団(1385/HK)が8.4%高、華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が6.8%高、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が3.9%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が3.8%高で取引を終えた。





レストランチェーンなど外食関連の銘柄も物色される。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が8.3%高、海倫司国際HD(9869/HK)が6.7%高、百勝中国HD(9987/HK)が6.0%高、奈雪的茶HD(ナユキ・ホールディングス:2150/HK)が4.4%高で引けた。





一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.65%高の3093.70ポイントで取引を終了した。自動車株が高い。ハイテク株、エネルギー株、素材株、金融株、食品飲料株なども買われた。半面、不動産株は安い。医薬品株、公益株、運輸株も売られた。



亜州リサーチ(株)