18日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比7.72ポイント(0.25%)安の3085.98ポイント(上海A株指数は0.26%安の3233.80ポイント)と反落した。





売り圧力が意識される流れ。前日のマーケットでは、上海総合指数が約1カ月ぶりの高値水準を回復していた。新型コロナウイルス感染拡大の懸念も再燃。新規感染数が減少している上海市ではロックダウン(都市封鎖)の解除が進みつつあるものの、首都北京市の感染者数は足もとで増加し、行動制限の強化が警戒される状況だ。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、空運関連の下げが目立つ。中国国際航空(601111/SH)が2.5%安、中国南方航空(600029/SH)が2.3%安、中国東方航空(600115/SH)が2.2%安、上海国際機場(600009/SH)が2.0%安で引けた。行動抑制の長期化による需要減退が懸念されたほか、中国東方航空機の墜落事故を巡る不透明感も嫌気されている。外電は17日、米当局者に近い関係者の話として、「墜落は何者かが故意に操作した可能性がある」などと報じた。





エネルギー関連株もさえない。中国中煤能源(601898/SH)が2.7%安、エン鉱能源(600188/SH)が1.8%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.0%安で取引を終えた。





医薬品株も安い。北京同仁堂(600085/SH)が3.3%、薬明康徳(603259/SH)が3.1%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が1.3%ずつ下落した。不動産株、食品・小売株、銀行・保険株なども売られている。





半面、自動車株は高い。長城汽車(601633/SH)が5.6%、金杯汽車(600609/SH)が4.7%、安徽江淮汽車集団(江淮汽車:600418/SH)が1.9%ずつ上昇した。産業支援の動きが好感される。証券専門紙は18日、「中国政府は6月初めにも、新たな『汽車下郷』(農村部の自動車普及策)政策を打ち出す見通し」と消息筋情報として報じた。





ITハイテク関連株もしっかり。半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が2.4%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が2.3%高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が1.6%高と値を上げた。公益株、軍事関連株、証券株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.88ポイント(0.64%)高の294.07ポイント、深センB株指数が8.22ポイント(0.78%)高の1055.24ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)