24日の香港市場は、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比357.96ポイント(1.75%)安の20112.10ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が139.31ポイント(1.98%)安の6883.14ポイントとそろって続落した。売買代金は1136億3900万香港ドルとなっている(23日は1051億3030万香港ドル)。





前日の軟調地合いを継ぐ流れ。新型コロナウイルス感染対策の行動抑制長期化により、中国経済の正常化に時間がかかるとの見方が引き続き重しとなった。米株安も逆風。米ネット企業の業績懸念が強まり、時間外取引の米株はハイテク株主導で値を下げている。中国経済対策の期待感で指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、上値は重く、中盤から売りの勢いを増した。





中国経済対策については、李克強・首相がこのほど主催した国務院常務会議で、1400億人民元規模の追加税還付や自動車購入の規制緩和、インフラ事業の投資拡大など計33項目に上る追加景気刺激策を決定している。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄が急落。ハンセン科技(テック)指数は3.5%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成銘柄30は全面安)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(エックスポン:9868/HK)が9.1%安、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(金蝶国際ソフト:268/HK)が7.8%安、旅行サイト中国大手の携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK)が6.7%安と下げが目立っている。小鵬汽車に関しては、1〜3月期決算の赤字拡大が嫌気された。EV同業の一角にも売りが広がり、蔚来汽車(ニーオ:9866/HK)が8.1%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が5.8%安で取引を終えている。





旅行代理店やカジノなどレジャー関連も安い。上記した携程集団のほか、縦横遊HD(WWPKGホールディングス:8069/HK)が4.4%、同程旅行HD(トンチェン・トラベル・ホールディングス:780/HK)が3.3%、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が7.5%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が5.2%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が3.8%ずつ下落した。





外食や酒造の銘柄群もさえない。九毛九国際HD(9922/HK)が5.1%安、海倫司国際HD(9869/HK)が4.3%安、海底撈国際HD(6862/HK)が3.8%安、華潤ビールHD(291/HK)が3.5%安、青島ビール(168/HK)が2.8%安で引けた。





半面、総合自動車メーカーの一角は高い。長城汽車(2333/HK)が5.1%、吉利汽車HD(175/HK)が3.5%、東風汽車集団(489/HK)が1.1%ずつ上昇した。産業支援の動きを好感。上述した常務会議では、自動車購入税を段階的に削減していく方針が確認された。総額600億人民元(約1兆1500億円)減じることで、消費を喚起する狙いがある。今回の措置について複数のブローカーは、NEVよりガソリン車にとって有利になると分析した。





一方、本土市場は4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.41%安の3070.93ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。医薬品株、食品飲料・小売株、不動産株、金融株、インフラ関連株、素材株、公益株、運輸株なども売られた。



亜州リサーチ(株)