27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比7.13ポイント(0.23%)高の3130.24ポイント(上海A株指数は0.23%高の3280.26ポイント)と3日続伸した。



中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国政府はこのところ、雇用やインフラ投資、産業支援、消費刺激などに関する対策を相次ぎ公表している。また、中国本土で新型コロナウイルスの新規感染数が落ち着いていることも好材料。3月下旬から事実上のロックダウン(都市封鎖)が続いている上海市では、6月6日から一部の学校で対面授業が再開される。ただ、上値は限定的。中国景気の鈍化懸念が依然としてくすぶっている。全国工業企業の利益総額は今年1〜4月、前年同期比で3.5%増となったが、増加率は1〜3月の8.5%から鈍化してた。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)



業種別では、エネルギー関連の上げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)と中国神華能源(601088/SH)がそろって3.5%高、中海油田服務(601808/SH)が3.2%高で取引を終えた。



運輸関連の銘柄もしっかり。中遠海運HD(601919/SH)が2.4%高、円通速逓(YTO Express:600233/SH)が2.1%高、中国国際航空(601111/SH)が1.2%高と値を上げた。銀行・保険株、食品飲料株、素材株、医薬品株なども買われている。



半面、ITハイテク関連の銘柄は安い。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が2.4%、半導体デバイスの上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が1.9%、ソフトウエア開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)が1.8%ずつ下落した。



不動産株もさえない。新城控股集団(601155/SH)が3.3%安、金地集団(600383/SH)が3.1%安と値を下げた。公益株、自動車株、証券株も売られている。



一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.49ポイント(0.49%)高の305.23ポイント、深センB株指数が4.19ポイント(0.38%)高の1098.63ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)