連休明け6日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比40.91ポイント(1.28%)高の3236.37ポイント(上海A株指数は1.27%高の3390.95ポイント)と続伸した。4月8日以来、約2カ月ぶりの高値水準を回復している。





先週までの好地合いを継ぐ流れ。財政・金融政策や、経済活動再開の期待が投資家心をを上向かせている。中国人民銀行(中央銀行)の副総裁は2日の記者会見で、「穏健な金融政策を強化し、景気対策を前倒しする」と表明した。財政部長も同日の記者会見で、「景気刺激策を確実に実行していく」などと強調している。新型コロナウイルス感染対策で実施していた行動制限に関しては、事実上のロックダウン(都市封鎖)を1日に解除した上海市に続き、北京市では6日から飲食店での食事が一部地域を除いて再開された。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ITハイテク関連の上げが目立つ。薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が5.9%高、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.8%高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が4.2%高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が3.9%高で引けた。





非鉄・レアアースや金も高い。山東南山リョ業(600219/SH)が4.8%、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.1%、中国北方稀土(600111/SH)が5.6%、紫金鉱業集団(601899/SH)が5.4%ずつ上昇した。





医薬品株も物色される。薬明康徳(603259/SH)が9.2%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.3%高、健康元薬業集団(600380/SH)が1.8%高、人福医薬集団(600079/SH)が1.7%高と値を上げた。薬明康徳については、上海エリアの生産・経営活動が基本的に正常に戻ったと報告したことも材料視されている。そのほか消費関連株、インフラ関連株、公益株、エネルギー株、証券株なども買われた。





半面、不動産株はさえない。金地集団(600383/SH)が2.7%安、保利地産(600048/SH)が2.4%安、華麗家族(600503/SH)が1.0%安で取引を終えた。銀行株、空運株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が6.74ポイント(2.25%)高の305.67ポイントに下落する一方、深センB株指数は8.07ポイント(0.72%)高の1123.01ポイントに上昇した。



亜州リサーチ(株)