8日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比22.03ポイント(0.68%)高の3263.79ポイント(上海A株指数は0.68%高の3419.70ポイント)と4日続伸した。約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。





景気持ち直し期待が相場を支える流れ。中国の経済活動正常化や景気刺激策、産業統制の緩和などが引き続き支援材料だ。売り圧力が意識される中、指数は安く推移する場面がみられたものの、引けにかけて再び上昇の勢いが増している。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、石炭・石油の上げが目立つ。エン鉱能源(600188/SH)がストップ高、中国神華能源(601088/SH)が4.4%高、中国石油天然気(601857/SH)が2.6%高で取引を終えた。原油先物など、資源相場の上昇が追い風となっている。市場には、中国景気の持ち直しが需要増につながる——との見方が広がった。





消費関連株も高い。自動車の長城汽車(601633/SH)が6.6%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.7%、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.6%、食品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が2.0%ずつ上昇した。





証券株もしっかり。興業証券(601377/SH)が3.9%高、招商証券(600999/SH)が3.0%高、中原証券(601375/SH)が2.8%高、中国銀河証券(601881/SH)が2.0%高で引けた。公益株、医薬品株、素材株、空運株、銀行・保険株なども買われている。





半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)が5.4%安、格力地産(600185/SH)が3.4%安、保利地産(600048/SH)が1.3%安で引けた。デベロッパー大手が報告した5月の営業実績では、不動産販売の不振が鮮明化している。ハイテク株、海運株、インフラ関連株も売られた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.04ポイント(0.66%)高の310.30ポイント、深センB株指数が3.20ポイント(0.29%)高の1125.70ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)