9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比24.84ポイント(0.76%)安の3238.95ポイント(上海A株指数は0.76%安の3393.63ポイント)と5日ぶりに反落した。





売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに上昇し、足もとで約2カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。取引時間中に公表された5月の貿易統計では、輸出の伸びが大幅に上振れたものの、市場の反応は限定されている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が8.9%安、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が4.5%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が4.3%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が3.8%安で引けた。





消費関連株も安い。自動車の長城汽車(601633/SH)が4.8%、酒造の重慶ビール(600132/SH)が3.8%、スーパーの永輝超市(601933/SH)が3.0%、家電の海爾智家(600690/SH)が3.3%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.4%ずつ下落した。医薬品株、インフラ関連株、素材株、運輸株、公益株なども売られている。





半面、金融株はしっかり。興業銀行(601166/SH)が2.9%高、招商銀行(600036/SH)が1.9%高、中国人民保険集団(601319/SH)が2.4%高で取引を終えた。不動産株、エネルギー株も買われている。





他の個別株動向では、自動車卸しの国機汽車(600335/SH)がストップ高。同社の電気自動車(EV)部門に、配車サービス大手の滴滴出行(DIDI/NYSE)が資本参加するもよう——などと報じられた。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.01ポイント(0.32%)安の309.29ポイント、深センB株指数が4.27ポイント(0.38%)安の1121.43ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)