9日の香港市場は、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比145.54ポイント(0.66%)安の21869.05ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が73.25ポイント(0.95%)安の7606.35ポイントとそろって反落した。売買代金は1637億260万香港ドルに縮小している(8日は1840億2830万香港ドル)。





前日に急伸した反動で売られる流れ。ハンセン指数は昨日、約2カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。取引時間中に今年5月の中国貿易統計が公表され、輸出の伸びが大幅に上振れたものの、市場の反応は限定された。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.8%安、政府系の華潤ビールHD(291/HK)が5.1%安、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が5.0%安、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が4.4%安と下げが目立った。





セクター別では、海運が安い。東方海外(316/HK)が11.4%、中遠海運HD(1919/HK)が7.7%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が7.5%、太平洋航運集団(2343/HK)が6.3%ずつ下落した。





スポーツ用品や家電など消費セクターもさえない。上記した安踏体育用品のほか、李寧(2331/HK)が4.3%安、創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が8.8%安、海爾智家(ハイアール・スマート・ホーム:6690/HK)が1.7%安引けた。





半面、管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターは高い。雅居楽雅生活服務(3319/HK)が2.3%、融創服務HD(1516/HK)が2.0%、碧桂園服務HD(6098/HK)が1.8%、中国金茂HD(817/HK)が2.4%、碧桂園HD(2007/HK)が2.2%ずつ上昇した。





教育サービスの銘柄群も物色される。新東方教育科技集団(9901/HK)が10.0%高、民生教育集団(1569/HK)が9.7%高、中国教育集団HD(839/HK)が4.7%高、中国東方教育HD(667/HK)が1.7%高と値を上げた。





一方、本土市場は5日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.76%安の3238.95ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が安い。消費関連株、医薬品株、インフラ関連株、素材株、運輸株、公益株なども売られた。半面、金融株は高い。不動産株、エネルギー株も買われた。



亜州リサーチ(株)