24日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比445.19ポイント(2.09%)高の21719.06ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が165.98ポイント(2.22%)高の7629.06ポイントとそろって続伸した。売買代金は1484億480万香港ドルに拡大している(23日は1205億6110万香港ドル)。





内外環境の改善が買い安心感を誘う流れ。米金利上昇の一服を手がかりに(10年債利回りは約2週ぶりの低水準)、昨夜の米市場でハイテク株が大幅反発したことを好感した。中国経済対策に対する期待感も持続。国務院(内閣に相当)は22日、李克強・首相の主宰で常務会議を開き、自動車消費などの支援策を強化する方針を確認した。習近平・国家主席は同日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明している。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給拡大も好材料。人民銀は24日、リバースレポを通じ満期分との差引で500億人民元を市中供給している。人民銀の資金供給はこのところ100億人民元にとどまり、前日は満期分との差引がゼロだった。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄が急伸。ハンセン科技(テック)指数は4.1%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30は全面高)。個別では、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が9.5%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が8.6%高、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が7.3%高と上げが目立った。





医薬品セクターも高い。百済神州(6160/HK)が10.9%、薬明生物技術(2269/HK)が10.4%、中国生物製薬(1177/HK)が4.9%ずつ上昇した。バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬については、業容拡大の期待が広がっている。同社は23日引け後、バイオ医薬のF-スター・セラピューティクス(FSTX/NASDAQ)の買収計画を発表した。





家電やスポーツ用品、外食、食品飲料、酒造など消費セクターもしっかり。海信家電集団(921/HK)が7.5%高、海爾智家(6690/HK)が5.5%高、安踏体育用品(2020/HK)が6.5%高、李寧(2331/HK)が4.9%高、九毛九国際HD(9922/HK)が6.1%高、百勝中国HD(9987/HK)が5.6%高、康師傅HD(322/HK)が4.6%高、統一企業中国HD(220/HK)が3.8%高、華潤ビールHD(291/HK)が2.8%高、青島ビール(168/HK)が2.5%高で引けた。





太陽光など再生可能エネルギー発電関連も物色される。信義儲電(8328/HK)が16.7%高、協キン科技HD(旧社名・保利協キン能源:3800/HK)が11.0%高、陽光能源HD(757/HK)が8.3%高、中国水発興業能源集団(旧社名・中国興業太陽能技術HD:750/HK)が7.0%高で取引を終えた。





本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.89%高の3349.75ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。消費関連株、医薬品株、素材株、公益株、インフラ関連株、空運株なども買われた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、銀行株、証券株も売られた。



亜州リサーチ(株)