30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比37.10ポイント(1.10%)高の3398.62ポイント(上海A株指数は1.10%高の3561.90ポイント)と反発した。





中国景気の持ち直しが意識される流れ。朝方公表された6月の中国製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は50.2となり、景況判断の分かれ目となる50を4カ月ぶりに上回った。また、非製造業PMIは54.7となり、前月実績(47.8)から大幅に改善している。中国の景気テコ入れ策や、社会活動の早期正常化に対する期待感が続いていることもプラスだ。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、消費関連の上げが目立つ。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が6.3%高、調味料の仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.5%高、小売の王府井集団(600859/SH)が4.0%高、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)と家電の海爾智家(600690/SH)がそろって2.4%高、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が1.8%高で引けた。





旅行関連株も物色される。中国東方航空(600115/SH)が3.6%高、広州白雲国際機場(600004/SH)が5.4%高、中青旅(600138/SH)が4.5%高、上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が4.1%高で取引を終えた。国内の移動制限が緩和されつつあることや、入国者に義務付けている隔離期間の短縮が改めて材料視されている。





金融株もしっかり。招商銀行(600036/SH)が2.9%高、興業銀行(601166/SH)が1.2%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.9%高、中信建投証券(601066/SH)が2.3%高と値を上げた。医薬品株、ハイテク株、インフラ関連株、不動産株なども買われている。





半面、自動車株の一角は安い。東風汽車(600006/SH)が4.4%、広州汽車集団(601238/SH)が3.4%、長城汽車(601633/SH)が2.6%ずつ下落した。エネルギー株、公益株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.54ポイント(0.50%)高の309.50ポイント、深センB株指数が8.68ポイント(0.73%)高の1199.33ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)