30日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比137.10ポイント(0.62%)安の21859.79ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が27.76ポイント(0.36%)安の7666.88ポイントとそろって続落した。売買代金は1514億6970万香港ドルに縮小している(29日は1608億2680万香港ドル)。





連休を前に買いが手控えられる流れ。香港市場は、あす7月1日、香港特別行政区成立記念日の祝日で休場となる。また、米国や欧州の金融引き締めで世界景気が冷やされるとの警戒感がくすぶっていることも重しだ。ただ、下値は限定されている。中国景況感の改善が好感され、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。朝方公表された6月の中国製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は50.2となり、景況判断の分かれ目となる50を4カ月ぶりに超えた。また、非製造業PMIは54.7となり、前月実績(47.8)を大幅に上回っている。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄が急落。ハンセン科技(テック)指数は1.4%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、画像処理ソフト中国最大手の商湯集団(20/HK)が46.8%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)とパソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)がそろって4.2%安と下げが目立った。商湯集団に関しては、新規株式公開(IPO)から半年が過ぎ、大株主のロックアップ(売却制限)期間が終了したことなどが嫌気されている。





海運セクターもさえない。東方海外(316/HK)が3.1%安、中遠海運HD(1919/HK)が2.7%安、太平洋航運集団(2343/HK)が2.0%安、中遠海運能源運輸(1138/HK)が1.8%安で取引を終えた。





半面、スポーツ用品や家電、酒造、小売など消費関連セクターは高い。安踏体育用品(2020/HK)が3.5%、李寧(2331/HK)が3.0%、創維集団(751/HK)が2.4%、海爾智家(6690/HK)が1.4%、華潤ビールHD(291/HK)が4.6%、青島ビール(168/HK)が2.6%、北京京客隆商業集団(814/HK)が3.9%、百盛商業集団(3368/HK)が2.5%ずつ上昇した。





一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.10%高の3398.62ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。旅行関連株、金融株、医薬品株、ハイテク株、インフラ関連株、不動産株なども買われた。半面、自動車株の一角は安い。エネルギー株、公益株も売られた。



亜州リサーチ(株)