週明け11日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比42.49ポイント(1.27%)安の3313.58ポイント(上海A株指数は1.27%安の3472.70ポイント)と続落した。





中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。中国最大の経済都市、上海市の保健当局は10日、これまでになく感染力の強いオミクロン派生型「BA.5」の感染例が8日に市内で初確認されたと報告している。同市では10日の新規感染者数が69人となり、5月後半以降で最多となった。「BA.5」感染例はすでに、北京市や陝西省西安市でも確認されている。行動制限も各地で強化される状況だ。また、9日に公表された6月の中国物価統計で、消費者物価指数(CPI)が予想以上に上昇加速したこともマイナス。これまではインフレが落ち着いているとして、金融政策に緩和余地があるとの見方だったものの、ここにきて引き締めも懸念された。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、消費関連の下げが目立つ。自動車の上海汽車集団(600104/SH)が6.1%安、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.8%安、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.5%安、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.2%安で引けた。





ITハイテク株も安い。フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.3%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が4.2%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が4.1%、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が2.3%ずつ下落した。エネルギー株、素材株、不動産株、運輸株、保険・証券株なども売られている。





そのほか、深セン市場では、リチウム製品メーカーの天斉リ業(002466/SZ)が9.2%安。同社株は今週13日、香港メインボードに重複上場する予定となっており、先週はそれを材料に上げが目立っていた(週間で11.3%上昇)。



半面、発電株はしっかり。大唐国際発電(601991/SH)が3.6%高、華電国際電力(600027/SH)が2.7%高、中国長江電力(600900/SH)が2.0%高で取引を終えた。発電設備・ゼネコン株、銀行株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.96ポイント(0.96%)安の305.39ポイント、深センB株指数が10.68ポイント(0.88%)安の1203.90ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)