週明け11日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比601.58ポイント(2.77%)安の21124.20ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も230.79ポイント(3.06%)安の7320.91ポイントと急反落した。売買代金は1194億6470万香港ドルとなっている(8日は1058億5440万香港ドル)。





中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。中国最大規模の経済都市、上海市の保健当局は10日、これまでになく感染力の強いオミクロン派生型「BA.5」の感染例が8日に市内で初確認されたと報告している。同市では10日の新規感染が69人に達し、5月後半以降で最多を更新した。「BA.5」感染例は、北京市や陝西省西安市でも確認されている。行動制限も各地で強化される状況だ。そのほか、マカオ政府は9日、カジノを含む商業・工業施設を11日から1週間閉鎖すると発表している。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が12.9%安、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が8.1%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が8.0%安と下げが目立った。





セクター別では、空運や代理店の旅行関連が安い。中国国際航空(753/HK)が5.2%、中国南方航空(1055/HK)が4.1%、中国東方航空(670/HK)が3.3%、携程集団(9961/HK)が6.6%、東瀛遊HD(6882/HK)が5.3%ずつ下落した。





レストランチェーンなど外食関連も急落。海倫司国際HD(9869/HK)が8.6%安、九毛九国際HD(9922/HK)が6.1%安、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が6.0%安、海底撈国際HD(6862/HK)が5.8%安で引けた。



自動車セクターもさえない。長城汽車(2333/HK)が9.0%安、小鵬汽車(9868/HK)が5.6%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が4.4%安、蔚来集団(9866/HK)が4.2%安と値を下げた。





半面、医薬品・医療機器セクターの一角は高い。緑叶制薬集団(2186/HK)が5.6%、山東新華製薬(719/HK)が2.9%、中国神威薬業集団(2877/HK)が2.7%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が5.1%、コン博医療HD(2216/HK)が1.5%ずつ上昇した。





一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.27%安の3313.58ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。ITハイテク株、エネルギー株、素材株、不動産株、運輸株、保険・証券株なども売られた。半面、発電株は高い。発電設備・ゼネコン株、銀行株も買われた。



亜州リサーチ(株)