15日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比53.68ポイント(1.64%)安の3228.06ポイントと続落した。6月2日以来、約1カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。





不動産ローン不払い問題の混迷化が懸念される流れ。資金不足などにより建設工事が中断した未完成住宅に関し、物件購入者による集団ローン不払いが中国各地で続出している——と伝えられたことが引き続き売り材料視された。この事態を重く受け止め、政府関係部局は複数の金融機関を招集し緊急会議を開いたものの、明確な解決方法は提示されなかったという。中国景気の鈍化も警戒。取引時間中に公表された4〜6月の中国GDP成長率は0.4%に失速し、市場予想(1.2%)を大幅に下回った。当局は景気対策を強化するとの見方で指数は上昇する場面もあったが、買いの勢いは続かず、徐々に下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、不動産の下げが目立つ。信達地産(600657/SH)がストップ安(10.0%安)、保利地産(600048/SH)が5.1%安、金地集団(600383/SH)が3.9%安で引けた。





景気動向に敏感な素材株もさえない。鉄鋼の宝山鋼鉄(600019/SH)が3.2%安、非鉄の中国アルミ(601600/SH)が2.7%安、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が2.2%安と値を下げた。医薬品株、公益株、エネルギー株、運輸株、インフラ関連株、金融株なども売られている。





半面、自動車株はしっかり。金杯汽車(600609/SH)が2.6%、広州汽車集団(601238/SH)が2.3%、長城汽車(601633/SH)が2.2%ずつ上昇した。半導体株、酒造株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.39ポイント(1.44%)安の300.07ポイント、深センB株指数が7.51ポイント(0.62%)安の1212.56ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)