19日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比185.12ポイント(0.89%)安の20661.06ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が71.50ポイント(1.00%)安の7097.39ポイントとそろって反落した。売買代金は839億8240万香港ドルに縮小している(18日は1160億8890万香港ドル)。





中国などの新型コロナウイルス感染再拡大が売り材料視される流れ。国家衛生健康委員会(NHC)が19日朝方発表したところによれば、18日に確認された新規市中感染(症状あり)は199人に達し、前日の117人から大幅に増えた。感染力のより強いオミクロン派生型「BA.5」の感染が確認された四川省の省都、成都市は18日午前から7日間、一部施設の営業停止や市民の移動制限を実施。上海市では19〜21日にかけ、市内9地区で大規模検査を実施する予定だ。実体経済に対する悪影響が危ぐされている。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が5.8%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.7%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が3.4%安と下げが目立った。





セクター別では、レストランチェーンや酒造など飲食関連が安い。海底撈国際HD(6862/HK)が2.4%、九毛九国際HD(9922/HK)が2.3%、海倫司国際HD(9869/HK)が2.0%、青島ビール(168/HK)が1.6%、華潤ビールHD(291/HK)が1.5%ずつ下落した。





中国発電セクターも売られる。龍源電力集団(916/HK)が4.2%安、華電国際電力(1071/HK)が3.5%安、中国電力国際発展(2380/HK)が3.3%安、華能国際電力(902/HK)が3.1%安で引けた。





自動車セクターもさえない。小鵬汽車(9868/HK)が5.6%安、五菱汽車集団HD(305/HK)が4.2%安、蔚来集団(9866/HK)が2.1%安、長城汽車(2333/HK)と吉利汽車HD(175/HK)がそろって2.0%安と値を下げた。





一方、本土市場は小幅に続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.04%高の3279.43ポイントで取引を終了した。銀行・不動産株が高い。エネルギー株、自動車株、素材株、証券株、海運株なども買われた。半面、電力設備・発電株は安い。医薬品株、半導体株、酒造株、空運株も売られた。



亜州リサーチ(株)