20日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比229.16ポイント(1.11%)高の20890.22ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が81.68ポイント(1.15%)高の7179.07ポイントとそろって反発した。売買代金は893億430万香港ドルと低水準が続いている(19日は839億8240万香港ドル)。





米株高が好感される流れ。昨夜の米市場では、企業決算好調とインフレ懸念後退で主要株価指数がそろって急反発した。中国経済対策の期待感も持続。中国当局は景気腰折れを回避するため、産業支援や消費拡大など各種対策を実施している。寄り付き前に中国人民銀行(中央銀行)が公表した銀行貸し出しの指標となる7月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は、市場コンセンサス予想通り前月から据え置かれた。(亜州リサーチ編集部)





ネット株に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.6%高と他の指数をアウトパフォームしている。関連する主要な構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が3.0%高、Eコマースの阿里巴巴集団HD(9988/HK)が2.3%高と上げが目立った。プラットフォームを有する企業に対する締め付けが終結すると期待されている。配車サービス中国大手の滴滴出行(DIDI)に対し、中国当局が10億米ドル(約1380億円)超の罰金を科すもよう——などと伝わる中、約1年に及んだ滴滴へのセキュリティ調査がこれで決着する格好だ。





外食やカジノ、旅行代理店、空港などの銘柄群も高い。海底撈国際HD(6862/HK)が4.1%、海倫司国際HD(9869/HK)が3.5%、澳門博彩HD(880/HK)が3.5%、永利澳門(1128/HK)が3.1%、携程集団(9961/HK)が4.0%、同程旅行HD(780/HK)が2.3%、北京首都国際機場(694/HK)が3.2%、海南美蘭国際空港(357/HK)が2.4%ずつ上昇した。



医薬品セクターもしっかり。百済神州(6160/HK)が3.1%高、石薬集団(1093/HK)が2.7%高、薬明生物技術(2269/HK)が2.6%高、中国神威薬業集団(2877/HK)が2.1%高で取引を終えた。





半面、自動車セクターの一角はさえない。理想汽車(2015/HK)が7.1%安、小鵬汽車(9868/HK)が3.2%安、蔚来汽車(9866/HK)が2.2%安と値を下げた。





一方、本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.77%高の3304.72ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が高い。銀行株、医薬品株、食品飲料・小売株、素材株、運輸株、エネルギー株、軍事関連株なども買われた。半面、自動車株は安い。公益株、証券株も売られた。



亜州リサーチ(株)