22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.03ポイント(0.06%)安の3269.97ポイントと小幅に続落した。





中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。新型コロナウイルスの新規感染数高止まり、住宅ローン不払い問題が不安材料として意識されている。資金不足などにより建設工事が中断した未完成住宅「爛尾楼(ランウェイロウ)」を巡り、中国各地で物件購入者による集団ローン不払いが発生している問題に関しては、当局が救済措置に乗り出しているとはいえ、投資家の懸念は払しょくされていない。もっとも、下値は限定されている。米金利低下が好感されたほか、これまでに中国当局が打ち出した産業振興や消費拡大、雇用改善などに向けた各種施策の効果に対する期待感も根強い状況だ。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、素材の下げが目立つ。非鉄の洛陽モリブデン(603993/SH)が7.0%安、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が2.2%安、鉄鋼の宝山鋼鉄(600019/SH)が1.4%安で引けた。





ハイテク株もさえない。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.6%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)大手の聞泰科技(WINGTECH:600745/SH)が2.9%安、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が2.0%安と値を下げている。不動産株、医薬品、インフラ関連株も一角なども売られた。





半面、自動車株は物色される。安徽江淮汽車集団(600418/SH)がストップ高(10%)、長城汽車(601633/SH)が2.7%高、広州汽車集団(601238/SH)が1.1%高で取引を終えた。エネルギー株、公益株、運輸株、金融株、食品・小売株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.49ポイント(0.49%)安の303.23ポイント、深センB株指数が6.42ポイント(0.52%)高の1242.19ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)