22日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比34.51ポイント(0.17%)高の20609.14ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が7.15ポイント(0.10%)高の7106.70ポイントとそろって小反発した。売買代金は851億4770万香港ドルに縮小している(21日は1016億3930万香港ドル)。





米金利低下が好感される流れ。原油相場の急落(WTI原油先物は3.5%安)などを受け、米利上げ加速の過度な警戒感が後退するなか、21日の米10年債利回りは3.07→2.88%に急低下した。米ドルが主要通貨に対し下落したことで、新興国などからの資金流出懸念が薄らいだことも買い安心感につながっている。ただ、上値は重い。住宅ローン不払い問題の警戒感が根強い状況で、経済に与える悪影響も懸念されている。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が3.8%高、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が3.7%高、不動産開発香港大手の恒隆地産(101/HK)が2.5%高と上げが目立った。





セクター別では、マカオ・カジノが高い。上記した金沙中国のほか、澳門博彩HD(880/HK)が2.5%、永利澳門(1128/HK)が1.8%、美高梅中国HD(2282/HK)が1.4%ずつ上昇した。マカオでは23日から、カジノ営業が再開される。





自動車セクターもしっかり。蔚来集団(9866/HK)が3.4%高、北京汽車(1958/HK)が2.3%高、理想汽車(2015/HK)が1.7%高、長城汽車(2333/HK)が1.2%高で引けた。





レストランチェーンなど外食関連も物色される。海倫司国際HD(9869/HK)が8.7%高、九毛九国際HD(9922/HK)が1.8%高、海底撈国際HD(6862/HK)が1.5%高、百勝中国HD(9987/HK)が1.1%高で取引を終えた。





半面、建材や非鉄、鉄鋼など素材セクターは安い。中国建材(3323/HK)が7.4%、安徽海螺水泥(914/HK)が5.3%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.0%、中国アルミ(2600/HK)が1.4%、鞍鋼(347/HK)と馬鞍山鋼鉄(323/HK)がそろって1.9%ずつ下落した。





中国不動産セクターもさえない。広州富力地産(2777/HK)が2.8%安、華潤置地(1109/HK)が1.8%安、碧桂園HD(2007/HK)が1.3%安、景泰富集団HD(1813/HK)が1.2%安と値を下げた。





一方、本土市場は小幅に続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.06%安の3269.97ポイントで取引を終了した。素材株が安い。ハイテク株、不動産株、医薬品、インフラ関連株の一角なども売られた。半面、自動車株は高い。エネルギー株、公益株、運輸株、金融株、食品・小売株も買われた。



亜州リサーチ(株)